三重県津市の住宅屋外木部のキシラデコール塗装の施工事例です。
今回の工事は、シロアリ駆除業者さんからの塗装工事の依頼物件です。
施工範囲は、白アリ駆除消毒・白木洗い(漂白)施工後の住居基礎と土蔵(どぞう)の木製鎧張り外壁です。
住居基礎木部、土蔵外壁|キシラデコール塗装
施工前
前回の塗装が全く残っていない状態ですが、定期的に塗装を行っているとのことで木材の状態は良好です。
施工後
防虫防腐剤のキシラデコールの施工で美観と耐久が向上しました。足場を設置しなくても施工できる立地環境です。
施工データ
塗料メーカー | 大阪ガスケミカル(株) |
---|---|
使用塗料 | |
塗料名称 | 屋外木部用保護塗料 |
期待耐用年数 | 5~6年 |
施工箇所 | 基礎木部、外壁(木製鎧張り) |
色調 | スプルース(#115) |
施工メモ | 破風板塗装サービス施工! |
施工前の状況
木製鎧張り外壁
土蔵の鎧張り外壁は経年による色あせが見られるものの、著しい劣化の症状はありません。
住居基礎木部
基礎木部はシミ・あく汚れなどが漂白洗浄(白木洗い)されています。キシラデコールで防虫防腐効果を高めます。
腰壁木部
玄関の腰壁も漂白洗浄(白木洗い)済みです。キシラデコールを塗布することで耐久性が向上します。
木製戸箱
地面に接していない木製戸箱はとてもきれいな状態です。キシラデコールを塗布することで美観と耐久が向上します。
施工中の状況
下地処理
下地処理としてペーパー(紙やすり)で塗装全体を研磨し木材素地の状態を整えておきます。
塗装後の色ムラ・ざらつきを防ぐ目的で、#180~#240番のペーパーで塗装面を研磨しておきます。
キシラデコールの塗装
(住居基礎)
塗装しない範囲を汚さないように木材の厚みなど狭い部位は細い刷毛で丁寧に塗装します。
溝の中など平面でない形状を塗装する際はそれぞれの形状に合わせた刷毛を使用して均等に塗布します。
塗装面の幅や広さに合わせてサイズの異なる刷毛を使用することでムラのないきれいな仕上がりになります。
1回塗りの塗装では着色も耐候性も不十分です。1回目の塗装が完全に乾燥してから重ね塗りを行います。
キシデコールの塗り重ね乾燥時間は12時間以上必要なので上塗り塗装は翌日以降に行います。
通常2回塗りで仕上げますが、未塗装で劣化の著しい木材などは3回塗りが必要な場合があります。
キシラデコールの塗装
(土蔵外壁)
土蔵外壁は鎧上の段差と仕切りが多いので、小さな刷毛を使って丁寧に塗装していきます。
下塗り塗装前と塗装後の比較です。塗装しない部分はマスキングとビニールで養生を行っておきます。
土蔵外壁は漂白を行っていませんが下地の状態が良好なので下塗り塗装でしっかり着色されています。
下塗り塗装後の状況です。下塗りが完全に乾燥したのち(通常は翌日)に上塗りを行います。
キシラデコールは浸透性なので、上塗りを重ね塗りしても木目が消えることはありません。
きれいな木目はそのままに木材を保護し経年劣化を抑制できるのがキシラデコールの特徴です。
サービス施工
工事期間中に破風板・梁(柱)の追加をご相談いただきました。こちらはサービス施行とさせていただきました。
付帯部のサービス施工は在庫塗料を使用し、外壁と異なる色のキシラデコールで塗装しました。
施工完了
キシラデコールの標準施工仕様は2~3回塗り仕上げです。
今回は下地の状態が良好なので2回塗りで仕上げましたが、下地(木部)の材質や状態により塗装回数は変動します。
今回使用したキシラデコールは浸透性塗料ですので、塗膜がつくまで塗り重ねてしまうと塗膜割れを起こすことがあります。
塗膜割れの原因は、経年による木材の痩せ(動き)に塗膜が追従できず、ひび割れや剥離などの不具合につながることがあります。
塗膜をつけたい場合は、水性造膜タイプのキシラデコールコンゾランがおすすめです。
>メーカーサイトでキシラデコールコンゾランを見る
キシラデコールの塗装例
こちらのページに掲載している事例はキシラデコールのスプルース色(#115)を使用しています。
油性タイプのキシラデコールには10色以上のカラーバリエーションがありますが、以下数件の塗装例は多く使用する色調です。
ウォルナット色(#111)塗装例
外壁の見切り縁・垂木(たるき)・広小舞(ひろこまい)部など細物へのウォルナット色の塗装例です。
カスタニ色(#105)塗装例
雨戸を収納する木製戸箱(戸袋)へのカスタニ色の塗装例です。
チーク色(#103)塗装例
軒天部全体へのチーク色の塗装例です。
製品情報
今回の工事で使用した塗料情報をまとめてあります。
キシラデコール
屋外木部の塗装に使用
その他の事例
その他の事例