三重県津市の土蔵(どぞう)外壁塗り替え工事の施工事例を掲載しています。
外壁は平トタンと木製鎧板です。今回は平トタン外壁の塗り替えをご依頼いただきました。
エポキシ樹脂のさび止め塗装及び仕上げのシリコン塗装は2液硬化型を使用した高耐久プランです。
ページ下部では今回の工事で使用した塗料情報をまとめてあります。事例と併せて参考にしてください。
土蔵(どぞう)|トタン外壁のシリコン塗装
施工前
トタンの旧塗膜は経年劣化で大半が剥がれ落ちている状態です。錆の発生も数か所に見られます。
施工後
エポキシ樹脂のさび止めと2液硬化型シリコンの3回塗りで耐久と美感が向上しました。漆喰風の白色仕上げです。
施工データ
塗料メーカー | エスケー化研(株) |
---|---|
使用塗料 | |
塗料名称 | 超低汚染・超耐久性NAD型特殊アクリルシリコン樹脂塗料 |
期待耐用年数 | 12~15年 |
施工箇所 | 外壁(平トタン部) |
色調 | N93(日塗工カタログ) |
施工メモ | 瓦割れ補修サービス施工! |
施工前の状況
トタンの材質は耐久性の高い亜鉛メッキですが、経年による塗膜剥離が顕著で錆の発生も確認できます。
軒瓦の破損は施主様が補修されていますが、現在入手困難な瓦なので瓦止めボンドで補修を行います。
施工中の状況
簡易足場で施工
こちらの建物では、延長器具(脚立用ストッパー)を取り付けた脚立と足場板を利用した簡易足場で作業を行いました。
建物の高さに制限はありますが、簡易足場で工事が可能な場合は、仮設足場費用が掛かりませんので比較的安価に工事を行えます。
今回は建物周囲に十分なスペースがありましたので、簡易足場での工事を提案させていただきました。
ケレン工事
建物の構造上、高圧洗浄は水の侵入が起こるため、旧塗膜の除去は金ベラなど手作業で行います。
金ベラで除去しきれない微細な旧塗膜は、マジックロンという専用のペーパーを使用して除去します。
高圧洗浄に比べ手作業のケレンは時間が多くかかりますが、劣化塗膜の大半を除去することができました。
下塗り塗装
塗装しない範囲を汚さないよう注意しながら、端の方は小さな刷毛を使って塗装します。
刷毛の先行塗りがある程度終わったら広い面はローラーを使って塗装していきます。
錆止め塗装前と塗装後の比較です。トタン下地が透けることのないようにたっぷりと塗布します。
錆止め塗装が終了したら完全に硬化するまで中塗りは行いません。通常は翌日からの中塗り塗装となります。
中塗り塗装
下塗り塗装乾燥後(翌日)に中塗り塗装を行います。下塗りと同じく刷毛で丁寧に先行塗りします。
刷毛の先行塗りがある程度進んだら広い面をローラーで塗装していきます。
下塗り後と中塗り塗装の比較です。中塗りは下塗り面が透けない様にたっぷりと塗布します。
中塗り塗装後の状況です。速乾性塗料で塗装しますが1日1工程とすることで確実に塗膜の層が形成されます。
上塗り塗装
中塗りと上塗りは同じ塗料(色)ですが、乾燥後に色が濃くなるのが塗料の性質ですので塗り残しなどは起こりません。
3工程の塗装を延べ3日間かけて行うことで3層の塗膜が形成され、耐久と美観が向上します。
瓦破損の補修
破損している瓦は現在流通していない大きさで入手(交換)できず予備もないので瓦ボンドで補修を行いました。
瓦の補修箇所は軒瓦一か所なので、もちろん無料サービスで施工させていただきました。
施工完了
今回の外壁塗装は、タウンページ広告を拝見された施主様からのご依頼でした。
複数業者での相見積もりの中から当店を選んでいただき誠にありがとうございました。
今回は簡易足場による施工で足場工事の費用は一切発生せず、また、当店は完全自社施工なので中間マージンなど不要な出費も一切発生しないので比較的安価に工事をご契約いただけたと思います。
製品情報
今回の工事で使用した塗料の種類をまとめてあります。
瓦止めボンド
日本瓦の補修に使用
さび止め塗料
外壁の下塗りに使用
シリコン塗料
外壁の仕上げ塗りに使用
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