三重県鈴鹿市の戸建て住宅外壁塗装及び付帯部塗装の施工事例を掲載しています。
外壁には耐紫外線水性シリコン塗料を使用し、雨戸、雨樋、木部などの付帯部には油性シリコン塗料を使用して全体の耐久バランスを整えています。下地調整工事では、外壁破損部のシーリング補修の状況も掲載しています。
ページ下部では、今回の工事で使用した塗料の製品情報をまとめてあります。事例と併せて参考にしてください。
戸建て住宅|外壁及び付帯部のシリコン塗装
施工前
外壁の状態は、旧塗膜のチョーキングと一部に割れの破損が見受けられます。破風板・雨樋・戸箱など付帯部は色あせが全体に目立ちます。
施工後
外壁色は施主様のご要望で落ち着きのあるベージュで仕上げました。塗料は日本ペイントの耐紫外線UVシリコン塗料を使用しました。
施工データ
塗料メーカー |
日本ペイント(株) エスケー化研(株) |
---|---|
使用塗料 |
水性シリコンセラUV (外壁) |
塗料名称 | 1液水性反応硬化形セラミック変性シリコン系塗料 |
期待耐用年数 | 12~15年 |
施工箇所 | 外壁、破風板、雨樋、戸箱、雨戸 他 |
色調 | 外壁:ND-152 付帯部:15-30B |
施工メモ | 外壁破損補修サービス施工! |
施工前の状況
外壁塗膜は、色あせとチョーキングが顕著な状態です。施主様のご希望で耐紫外線UVシリコン塗料で塗装します。
破風板木部の旧塗膜は、浸透性塗料なので剥離は起こっていませんが、色の減退が顕著な状態です。
軽度ですが戸箱の鏡板に錆の発生が見られますので、さび止め塗料を下塗りして進行を制御します。
小庇板金は色あせが顕著ですが錆の発生はありません。高耐候型の油性シリコン塗料で塗装します。
外壁の破損
外壁の一部に激しい破損個所があります。破損の範囲が小面積なのでシーリングによる補修を行います。
外壁破損部の修復は、2液硬化型の油性プライマーを下塗り後、ノンブリードシーリングで補修を行います。
施工中の状況
足場工事
工事初日は足場の設置工事です。戸建て2階建て住宅の場合で設置工事にかかる日数は通常1日間です。
足場には塗料飛散防止のためのメッシュシートを張ります。翌日の高圧洗浄から塗装工程がスタートです。
高圧洗浄
高圧洗浄ではチョーキング・苔・水垢などの汚染除去と同時に塗装しないサッシなど全体を丁寧に洗浄します。
エンジン式の高圧洗浄機は高水圧タイプを使用します。洗浄作業中は若干の騒音が発生します。
シーリング工事
外壁破損部やひび割れ補修を先行して行います。使用するシーリング材は塗装を前提としたノンブリードタイプです。
養生工事
塗装しない範囲をビニールで養生しますが、出入口は常時開閉ができるように工夫をして養生します。
シーリングのブリード現象
シーリング材の種類は、ノンブリードという種類を使用しないと施工後の早い時期に粘着汚染が発生します。
塗装工事では、ブリード現象が起こらないノンブリードシーリングでの施工が鉄則です。 各製品にはノンブリードという表記がされていますが、業者側にブリードの知識がない場合もあるので注意が必要です。
外壁塗装・付帯部塗装
破損していた外壁部分は、シーリング硬化後、通常のシリコン塗装3工程で美しく修復できました。
外壁は、エポキシプライマーと耐紫外線UVシリコンの計3回塗りで、美観と耐久が大きく向上しました。
金属製の戸箱は、若干の錆が発生していたので高耐候のエポキシ樹脂のさび止め塗料を下塗りします。
さび止め塗装乾燥後に、シリコン塗料2回塗りの計3回塗りの工程で美観と耐久が向上します。
日中は閉める頻度が少ない雨戸は劣化が軽度でしたので、シリコン塗装の2回塗りで仕上げました。
雨樋は濃いブラウン系の色調で外壁色とメリハリをつけています。破風板や小庇と色をそろえています。
足場工事(解体)
足場の撤去は、工事完了後施主様に仕上がりをご確認いただき、許可をいただいてから着工します。
周囲の状況に注意しながら撤去作業を進めます。戸建て2階建ての場合、1日以内に解体作業は終了します。
施工完了
製品情報
今回の工事で使用した塗料の種類をまとめてあります。
シーリング材
破損部・ひび割れの補修
さび止め塗料
鉄部の下塗りに使用
下塗り塗料
外壁の下塗りに使用
シリコン塗料
付帯部の仕上げ塗りに使用
シリコン塗料UV
外壁の仕上げ塗りに使用
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