三重県三重郡川越町の倉庫兼洗濯室の、カラーベスト屋根と破風板木部塗装の施工事例です。
仮設足場を設置しない平屋建物小面積の塗装工事です。
ページ下部では、今回の工事で使用した塗料の製品情報をまとめてあります。事例と併せて参考にしてください。
屋根シリコン塗装・木部キシラデコール塗装
施工前
屋根の状態はコケ汚染と屋根材の劣化が顕著な状態です。高圧洗浄で旧塗膜の大半が流れ落ちると思われます。
施工後
屋根材強化のために、エポキシ樹脂の下塗り塗料を使用し、仕上げはシリコン樹脂の2回塗りで施工しました。
施工データ
塗料メーカー | エスケー化研(株) |
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使用塗料 | |
塗料名称 | 超耐久NAD型特殊シリコン樹脂塗料 |
期待耐用年数 | 6~8年 |
施工箇所 | カラーベスト屋根、破風板 |
色調 | 屋根:RC-109 破風板:ウォルナット |
参考価格 | 破風板木部塗装サービス施工! |
施工中の状況
高圧洗浄
旧塗膜の剥離とコケの汚染により防水機能を完全に失っており、屋根材の耐久性の低下が著しい状態です。
高水圧対応のエンジン式高圧洗浄機は、高い洗浄力で頑固な汚染や劣化した塗膜を除去することができます。
高圧洗浄で旧塗膜の大半が除去されました。洗い残しのないよう時間をかけて丁寧に洗浄していきます。
高圧洗浄後は、屋根に残った水分を完全に乾燥させます。
通常1~2日後には下塗り塗装の工程へと進みます。
下塗り塗装
屋根材の劣化が顕著なので、下塗りには屋根材強化の効果もある2液硬化型のエポキシ樹脂塗料を使用します。
下塗りはクリアータイプですが、塗装すると濡れた様な状態になって強固な塗膜を形成します。
下塗り塗装前と塗装後の比較です。屋根材の劣化状態によって下塗り工程は2回塗りで施工する場合もあります。
下塗り塗装終了後の様子です。速乾性の塗料を使用しますが、同日に2工程は行わず中塗り塗装は翌日に行います。
中塗り塗装
今回のシリコン塗料は油性タイプなので、笠木や水切りなどの板金類も同じ仕様で塗装します。
段差の部分は、塗り残しが出ないように刷毛を使って先行塗りし、広い面をローラーで塗装します。
下塗り塗装で屋根材が強化されたので、中塗り塗料の吸い込みなどは一切ありません。
塗料は速乾性ですが、上塗り塗装は翌日の施工です。1日1工程の塗装で3層の塗膜を完成させます。
上塗り塗装
中塗りと上塗りは同じ塗料を塗り重ねることで、より強靭なシリコン樹脂の塗膜を形成することができます。
上塗りが乾きかけてくると徐々に色が濃くなり、完全に乾燥すると全く同じ色になります。
少面積でも、下塗り・中塗り・上塗りの工程を別日に分けて施工しますので塗装工程だけでも延べ3日間かかります。
慌てず各工程の乾燥時間を厳守することで3層の塗膜が完成しシリコン樹脂の耐久性と美観性が発揮されます。
付帯部の塗装
破風板は小面積のサービス施工ですが、防虫防腐効果の高いキシラデコール2回塗りで施工します。
施工完了
製品情報
今回の工事で使用した塗料の種類をまとめてあります。
下塗り塗料
屋根の下塗りに使用
屋根用シリコン塗料
屋根の仕上げ塗りに使用
キシラデコール
破風板の塗装に使用
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